若者はなぜ3年で辞めるのか?(年功序列が奪う日本の未来) ― 2009年06月14日 19:00
読了。
年度初め恒例の目標設定をする中で「なぜ目標設定をするのか」という点が気になり、読んでみました。
- なぜ、仕事が忙しいのだろうか(現状)
- なぜ、カイゼンも含めた目標が1労働者に求められるのだろうか(疑問)
- 幸せな仕事とは何だろうか(理想)
年功序列(昭和的価値観)をシステムとして説明し、時代とシステムとの不一致の上で、若者が年配者に搾取されている。若者たちに向けて、昭和的価値観のフィルターを外した目で見ることが出きるようになってほしい。そんな話でした。
労働(量や質)という資産を誰が受け持つのか。受け持った者に対する適切なリターン(信頼や信用も含めた)をどう提供するのか。どこが公平でどこが公平でないのか。自分にとっては、プロジェクトを越えた頑張りや努力を求められる事をある程度は許容しているつもりです。しかし忙しいという現実から、信頼されている実感のないままに目標(という名の結果)の提出が求められるのは、公平性にかけると思いました。
この本からは上記の3つの疑問への解答は得られませんが、「何に対して不満をもっているのか」という事を頭で整理しようとするキッカケを得ることができました。
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