ヴォイス ― 2008年09月07日 01:13
読了。
宗教観/生活観の異なる2つの部族にかかわる話です。 活き活きとした少女が大人になっていく物語。ギフトの主人公ら(オレックとグライ)が、街に到着することで大きく話が展開していきます。
つらい戦いの中でも、生活が楽しく描かれています。女性視点での街の描き方、食事の描き方、特に多様な神々への信仰の描き方がうまいです。祠へ敬意を表しながら、主人公のメマーが街をかけていくのがはっきりとイメージできます。
主人公のメマーは、街の歴史を作る男達のそばにいる事で、少しずつ大人になっていきます。最後には、認められ、新たな旅を意識させる終わり方がとてもすがすがしいです。
ギフトと同じく、少し短絡的な感じもしますが、児童書ということを考えるとこれで良い気がします。次作のパワーも、読みたくなってきます。
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