previewing image file with ranger on foot2023年05月06日 10:19

はじめに

alpine linux on ideapad miix320 に、sway を入れています。 sway では、footを使用しており、 foot 上で動くファイルマネージャを探しています。

ranger の画像ファイルプレビュー

nnnや、vifm等も試しましたが、rangerが良さそうです。 ただ画像のプレビューが、うまく動作しません。

  • set preview_images true
  • set preview_images_method w3m

apk で w3mと、w3m-image をインストールし、 /usr/lib/w3m/w3mimgdisplayがあっても、動作しません。

どうやら 「w3mimagedisplayは、X Serverとやりとりして WINDOWID環境変数で指定されたウィンドウに直接画像を表示する。」 ようで、Wayland環境のswayではうまく行かないのかもしれません。

Sway_Wallpaper_Blue_1136x640.png の画像サイズを w3mimdgisplay で取得はできますが、表示はできませんでした。

v1.9.3の ranger の preview_images_method は、以下のどれかです。

  • w3m
  • terminology
  • urxvt
  • urxvt-full
  • kitty
  • ueberzug

ueberzugは、 現在メンテナンスされていません。

apk で kitty をインストールし、kitty上で rangerを使用すると プレビューが表示されます。terminology, urxvt, urxvt-fullも、 未確認ですが、それぞれのterminal上で動作すると思います。

ただ、terminalを増やしたくなく、 foot上で動作できればと思っています。

sixel 対応

footは、Sixel Image をサポートしています。 rangerのrc.confの変更履歴を見ると 2023/4/16に、sixel機能のブランチがマージされていました。

alpine linux v3.17の rangerは、1.9.3-r3で、2021-12-15のビルドです。2023/05/06現在、edgeのrangerは、1.9.3-r6で、2023-04-22のビルドです。

edgeのビルドログと、ranger/APKBUILDをみると、githubのv1.9.3.tar.gzをダウンロードして、ビルドしているようです。

その v1.9.3.tar.gzは、2023/4/16のsixel機能を取り込んだものではありません。

そこで、github の ranger/ranger の masterを取得し、foot上の rangerで、sixel機能を用いてプレビュー画像が表示されるかを、仮想マシン上で試してみました。

  • ~/tmp 配下に、ranger-master.zip をダウンロード
  • ranger-master.zip を展開
  • sudo apk add py3-setuptools
  • sudo apk add py3-pytest
  • sudo apk add py3-astroid
  • sudo apk add py3-pylint
  • python3 ./setup.py build
  • pytest-3 tests

pytest-3 tests を実行した際に、 py3-pytest だけでは、エラーになったので、 py3-astroid, py3-pylintを追加しました。

パッケージビルドや、インストールとしては python3 setup.py installなどを実行する必要がありますが、今回は検証なので buildまでとしています。

buildのあと、./ranger.py を実行すると、 foot上でrangerを使用して、画像のプレビューを表示できました。

foot でのコピー&ペースト2023年05月09日 18:28

sway で foot を使っていますが、 Copy & Paste が出来ませんでした。 Firefoxでは、CTRL + Cと、CTRL + Vで出来ているのですが…。

clipborad管理ソフトが必要なのかと調べていたところ、 きちんとショートカットと、 その変更方法が記載されていました。:D

デフォルトは、CTRL + SHIFT + Cと、CTRL + SHIFT + Vでした。

./config/foot/foot.ini の以下を修正。

 clipboard-copy=Control+c
 clipboard-paste=Control+v

CTRL + Cと、CTRL + Vで出来るようになりました。 ちゃんと、読まないとね。

Fcitx5 from Flatpak2023年05月09日 19:14

はじめに

sway での日本語入力のために、Fcitx5をインストールしました。 alpine linux のリポジトリには、edge/testingしか Fcitx5がありません。 Flatpak でFcitx5とMozcをインストールします。

インストール

flatpak コマンドで、インストールします。Mozcも。

  • flatpak install flathub org.fcitx.Fcitx5
  • flatpak install flathub org.fcitx.Fcitx5.Addon.Mozc

環境変数への設定

.ashrcに、以下を設定します。

 export XMODIFIERS @im=fcitx
 export GTK_IM_MODULE fcitx
 export QT_IM_MODULE fcitx

手動実行

コマンドは、org.fcitx.Fcitx5.desktopを参考にしました。

  • flatpak run --branch=stable --arch=x86_64 --command=/app/bin/fcitx5 org.fcitx.Fcitx5

fcitx5-configtool の起動

fcitx5-configtool を起動し、Mozc を追加し、TriggerのHotkeyを変更します

  • flatpak run --branch=stable --arch=x86_64 --command=/app/bin/fcitx5-configtool org.fcitx.Fcitx5
  • [Input Method]-[Current Input Method:]
    • [Keyboard-Japanese]と、[Mozc]を追加
  • [Global Options]-[Hotkey]-[Trigger InputMethod]を変更

自動実行

Setup Fcitx5 の XDG Autostartを参考に、シンボリックリンクを作成しました。が、自動実行出来てません。XDGではないかな…。

  • ln -s ~/.local/share/flatpak/exports/share/applications/org.fcitx.Fcitx5.desktop ~/.config/autostart/org.fcitx.Fcitx5.desktop

状況

手動実行したFcitx5-Mozcで、Firefoxと、foot上に日本語入力が出来ました。:D